TATEYAMA MONITOR TOUR REPORT
E-BIKEで里山へ、
アプリで室堂へ。
2026年10月15日(木)〜16日(金)、富山県立山町で、その土地の魅力を共有する多言語ガイドアプリ「SEEKCROW(シークロウ)」を活用したモニターツアーが行われました。外国人のモニター5名が参加し、1日目はE-BIKEで立山のふもとの里山を、2日目は立山黒部アルペンルートの室堂を、SEEKCROWで見どころを確かめながら巡りました。両日とも青空に恵まれた、モニターツアーの様子をお伝えします。
OVERVIEW
立山町モニターツアーの概要
- 日程
- 2026年10月15日(木)〜16日(金)、1泊2日
- 参加者
- 外国人のモニター5名
- 1日目
- 立山駅からE-BIKEで芦峅寺・日中上野・新瀬戸・岩峅寺を巡り、モンベル立山ベースキャンプに宿泊
- 2日目
- 立山駅からケーブルカーと高原バスで室堂へ。SEEKCROWを使って室堂平を歩く
- 企画・運営
- 立山町、立山町観光協会
- ガイドアプリ
- SEEKCROW
立山黒部アルペンルートには、海外から多くの旅行者が訪れます。このツアーは、そうした旅行者に、山へ向かう前の立山町の里山にも足を運んでもらうことを目指して企画されたものです。今回のモニターツアーは、商品化に向けて当日の運営の流れを確かめることと、宣伝用の写真などを集めることを目的に行われました。
1日目はサイクリングガイドと通訳が同行し、サポートカーが後ろを走りました。参加者は2日目の終わりにアンケートに答え、その結果はツアーの見直しに使われます。
SEEKCROW × TATEYAMA
多言語に対応したSEEKCROWを、ツアーのガイドアプリに
ツアーのガイドアプリには「SEEKCROW」を使いました。SEEKCROWは、地域が伝えたい見どころをコースやスポットとして登録し、その土地の魅力を訪れる人と共有するアプリです。
1日目の里山と2日目の室堂について、見どころのスポットとその説明をSEEKCROWに登録しました。参加者は、地図で現在地と次の見どころを確かめながら巡ることができます。
地図で見どころが分かる
巡るスポットと自分の現在地が、アプリの地図に表示されます。
スポットの説明が読める
それぞれのスポットの説明を、その場でスマートフォンから読めます。
英語でも使える
アプリの表示を英語に切り替えると、スポット名や説明文も英語で表示されます。
SEEKCROWの表示言語は、日本語・英語・中国語・韓国語から選べます。
室堂のコースを、英語の画面で見ると
2日目の室堂では、室堂ターミナルを出発してみくりが池、地獄谷(エンマ台)、血の池などを巡り、ターミナルに戻る約2.6kmのコースをSEEKCROWに登録しました。地図には巡る順番に番号が付いたスポットとルートの線が表示され、コース名・距離・所要時間の目安もひと目で分かります。
英語に切り替えると、コース名やスポット名だけでなく、スポットの説明文まで英語で表示されます。1日目に訪れた布橋も、その由来を英語で読むことができます。ガイドが同行しない時間でも、スマートフォン1台で見どころの背景まで伝えられるため、セルフガイドで地域を巡るツアーづくりにもご活用いただけます。
SEEKCROWの3画面を比較できます。画像をクリックすると拡大表示できます。
巡る順番を地図で確認
室堂平の約2.6kmのコース。現在地とスポットを地図で確認しながら歩けます。

スポットを一覧で確認
コース内の立ち寄り先と説明を英語で確認できます。

場所のストーリーを知る
布橋のように、現地で見た場所の由来や歴史を英語で読めます。

DAY1 10:00 TATEYAMA STATION
立山駅前の観光案内所で、E-BIKEを借りて出発

集合は朝10時、富山地方鉄道の立山駅です。駅前の観光案内所でE-BIKEとヘルメットを受け取り、サドルの高さを合わせて、ガイドから走り方と安全の説明を聞きます。
出発前に、スマートフォンでSEEKCROWを起動。山あいの澄んだ空気の中、最初の目的地の芦峅寺へ向けて走り出しました。

DAY1 ASHIKURAJI
芦峅寺へ。祈願殿、そして布橋を歩く
立山駅から最初に向かったのは、芦峅寺(あしくらじ)の集落です。ガイドの案内で、雄山神社の中宮祈願殿や布橋、閻魔堂、教算坊を見学しました。

杉の大木に囲まれた雄山神社の中宮祈願殿の前に、参加者が並びました。木漏れ日の差す静かな境内で、ガイドから祈願殿の説明を聞きます。

続いて訪れたのが、朱色の欄干が目を引く布橋です。木々に囲まれた橋のたもとで、ガイドの説明に耳を傾けました。


DAY1 LUNCH & POTTERY
田園の中のランチと、越中瀬戸焼の陶芸体験
芦峅寺からは、田園の中をE-BIKEで日中上野(ひなかうわの)へ。お昼はHealthian-wood(ヘルジアンウッド)のレストラン「The Kitchen」でいただきました。

大きな窓から田んぼを見渡せる木の空間で、小鉢が並ぶお膳をゆっくり味わいます。午前中に里山を走ったあとの食事は格別です。
午後は新瀬戸地区の「越中陶の里 陶農館」へ。越中瀬戸焼は、立山町によると430年以上の歴史を持つ伝統工芸品です。

陶農館では、地元の土を使って箸置きづくりに挑戦しました。講師の手元を見ながら、参加者は思い思いの形を作っていきます。


DAY1 IWAKURAJI
岩峅寺の雄山神社前立社壇、そして吉峰の宿へ
1日目の最後に訪れたのは、岩峅寺(いわくらじ)にある雄山神社の前立社壇です。西に傾いた日差しの中、ガイドの説明を聞きながら境内を見学しました。
ここからE-BIKEで吉峰へ向かい、この日の宿のモンベル立山ベースキャンプに到着しました。夜はコテージでの夕食が用意され、温泉の入浴券も付いていました。

1日目に巡った順番
- S
立山駅E-BIKEを借りる
立山駅前の観光案内所に集合し、SEEKCROWを起動して出発。
- 1
芦峅寺見学
雄山神社中宮祈願殿、教算坊、閻魔堂、布橋。
- 2
日中上野昼食
Healthian-woodの「The Kitchen」でランチ。
- 3
新瀬戸体験
越中陶の里 陶農館で箸置きづくり。
- 4
岩峅寺見学
雄山神社前立社壇。
- G
吉峰宿泊
モンベル立山ベースキャンプに宿泊。
DAY2 MURODO
2日目はアプリを手に、室堂平を歩く
2日目は、宿から立山駅へ戻り、立山ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂へ。ここからは自転車を降りて、SEEKCROWを手に歩いて巡ります。
立山駅の観光案内所に荷物を預けてから、ケーブルカーへ。室堂に着くと、目の前には立山の山並みと、筋のように流れる雲の広がる青空が待っていました。ここから室堂平の散策が始まります。


SEEKCROWのコースには、玉殿の湧水やみくりが池、エンマ台、血の池といった室堂平の見どころが並びます。みくりが池は、立山黒部アルペンルート公式サイトによると、およそ1万年前の噴火口の跡に水がたまってできた火山湖です。


散策を終えたあとは立山駅へ戻り、観光案内所でアンケートに答えて、2日間のツアーは解散となりました。
NEXT STEP
モニターの声をもとに、ツアーの見直しへ
立山町によると、モニター参加者からは好評だった一方、改善に向けた意見も寄せられました。アンケートの結果と運営に関わった関係者の気づきをもとに、運営の流れを含めて見直しが進められます。
SEEKCROWを提供するイー・フォースも、アプリの使いやすさや当日の運用で気づいた点をまとめ、立山町・立山町観光協会と一緒に、海外からの旅行者が立山町の里山と山の両方を楽しめるツアーづくりを進めていきます。
里山をE-BIKEで走り、翌日は山の上をアプリで歩く。立山町の麓と山を一つの旅でつなぐ2日間でした。
FAQ
よくある質問
立山駅でE-BIKEを借りられますか?
借りられます。立山町観光協会の立山駅前観光案内所でE-BIKEをレンタルしています。受付期間や料金は、事前に立山町観光協会へ確認してください。
SEEKCROWは英語で使えますか?
使えます。SEEKCROWは日本語・英語・中国語・韓国語の表示に対応しており、英語表示に切り替えるとスポット名や説明文も英語で表示されます。
多言語のコースで、地域を巡るツアーを
SEEKCROWなら、地域の見どころを巡るコースを英語でも案内でき、アプリの画面は中国語・韓国語にも対応しています。コースづくりや活用方法についてのお問い合わせは、下のボタンから受け付けています。機能の詳細はSEEKCROWの紹介ページをご覧ください。




