2026年9月15日、丸石サイクルの「2027年モデル新車発表会」に伺いました。
会場には、毎日の暮らしを支えるシティサイクルから、スポーツバイク、電動アシスト自転車、さらに商品化を検討中の参考出品モデルまで、さまざまな自転車がずらり。
今回は、実際に見て、触って、乗って感じた発表会の様子と、気になったモデルや技術をご紹介します。
2027年モデルを一度にチェック
会場には、通勤・通学や買い物など日常の移動を支える自転車から、スポーツモデル、電動アシスト自転車まで、多彩なラインアップが展示されていました。
完成した自転車を見るだけではなく、担当者の方から車体の特徴や工夫を直接聞けるのも発表会ならでは。実車を間近で見ることで、カタログだけでは分かりにくいサイズ感や乗車姿勢、パーツの違いまで確認することができます。

初めてのロードにも。「Routia A1」
スポーツバイクの中で紹介されていたのが、「Routia A1(ルーティア エーワン)」。展示では「初めてのロードを、もっと軽やかに。」をコンセプトにしたエントリーロードバイクとして紹介されていました。
ロードバイクに興味はあっても、「本格的すぎるのは少し不安」「まずは気軽に乗ってみたい」と感じる方も少なくありません。そうした最初の一歩を意識したモデルであることが、展示からも伝わってきました。

チェーンを使わない自転車。参考出品モデルに注目
今回、特に気になったのが、シャフトドライブを採用した参考出品モデルです。一般的な自転車で使われるチェーンの代わりに、シャフトを使って駆動力を伝える仕組みで、クロスバイクと電動アシスト自転車が展示されていました。


会場では実際に試乗できる機会もありました。新しい駆動方式は「珍しい」で終わるものではなく、日々の手入れや使いやすさ、長く乗り続けるための負担をどう減らすかという視点にもつながっています。

※シャフトドライブモデルは発表会時点で参考出品・商品化検討中として展示されていたものです。今後、仕様などが変更される可能性があります。
RE:BIKEII「3か月無充電チャレンジ」
電動アシスト自転車「RE:BIKEII」の展示では、「3か月無充電チャレンジ」というユニークな実証結果も紹介されていました。
丸石サイクルの社員の方が、2026年5月28日から9月1日まで、スマート発電モードを活用しながら日々の通勤で使用。展示パネルには、走行日数や走行モード、発電量、バッテリーの変化などがまとめられていました。

電動アシスト自転車というと、「充電をどれくらいの頻度ですればよいのか」は気になるポイントのひとつです。実際の生活の中で検証することで、スペック表だけでは分からない使い勝手を確かめている点が印象的でした。
安全を「見える」形に。ピカっとグリップ
もうひとつ目を引いたのが、新開発の「ピカっとグリップ」。夜間走行時の被視認性を高めるとともに、自動車と自転車の間に必要な距離を視覚的に意識してもらうためのアイデアとして紹介されていました。

自転車側が気をつけるだけでは防ぎきれない場面もあります。周囲から「見えること」、そして自動車側にも安全な距離を意識してもらうこと。安全を仕組みやデザインから支える発想も、自転車の進化のひとつだと感じました。
受け継がれる自転車づくり
会場では最新モデルだけでなく、丸石サイクルが長く培ってきた自転車づくりを感じられる展示もありました。
「EMPEROR(エンペラー)」では、クロモリフレームを使ったスポーツバイクらしい佇まいが印象的。一方、過去のモデル「ATLAS AU」の展示からは、暮らしの道具として自転車が長く使われてきた歴史を感じることができます。


会場で見つけた、ちょっと気になる存在
真面目な製品展示の中で、思わず足を止めてしまったのがこちら。安全へのメッセージを伝えるキャラクターたちも会場を盛り上げていました。


安全の話は、どうしても堅い説明になりがちです。こうしたキャラクターを通じて直感的に伝える工夫は、子どもから大人まで「ちょっと気になる」と立ち止まってもらうきっかけにもなりそうです。
当日のInstagramライブはこちら
当日は、展示されている自転車を見ながら、それぞれの特徴を紹介していただくInstagramライブも実施しました。写真だけでは伝わりにくい発表会の雰囲気も、ぜひ動画でご覧ください。
自転車は、まだまだ進化していく
今回の発表会で印象に残ったのは、自転車の進化が単に「速くなる」「電動になる」といった変化だけではなかったことです。
初めて乗る人のハードルを下げること。日々のメンテナンスや充電の負担を減らすこと。夜間の安全性を高めること。そして、長く受け継がれてきた自転車らしさを残すこと。
「どうすれば、もっと気軽に、安心して、自転車を日常の中で使えるか。」
展示されていた一台一台を見ていくと、製品のスペックだけではなく、そんな利用者側の問いから生まれた工夫が見えてきます。自転車が暮らしや観光の中でもっと身近な存在になるためには、車体そのものの進化だけでなく、乗りやすさ、安全、移動体験まで含めて考えていくことが大切なのかもしれません。

丸石サイクル 代表取締役社長 中原彰紀様、イー・フォース 代表 與曽井




